
日本では、40歳以上の20人に1人が緑内障を患っているといわれており、さらに失明原因ではトップ3に入る疾患です。緑内障は慢性的に進行し、病状は不可逆性で一度悪くなった視神経の状態や欠損した視野を元に戻すことはできません。
当院では月に一度、杏林大学と連携した緑内障専門の医師による診察を行っています。
緑内障専門外来(りょくないしょうせんもんがいらい)について
当院では眼圧や眼底検査以外にOCT検査も用いて、定期的に視神経ダメージをチェックし、視野異常に進行がないかを確認しています。
悪化傾向があれば、基本的には眼圧を下げるための点眼加療を強化します。治療用の点眼にも様々な種類があるため、それらの選択や追加の有無など、検査結果を診て判断していきます。点眼を使用しても効果がみられないときは、眼圧を下げる目的で手術を施行します。手術は基本的には大学病院での入院手術を依頼していますが、近年普及してきている入院不要な低侵襲緑内障手術(MIGS)は当院で施行しています。
患者様の状態や今後のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を考え、経験豊富な緑内障専門の医師と相談・連携をとって診療を行います。
専門外来のご案内
スガモト眼科では大学病院と連携し、小児斜視弱視と緑内障において専門外来を設けております。