結膜炎(けつまくえん)
症状
白目を覆っている薄い透明な膜と、それに続く瞼(まぶた)の裏側を「結膜」と呼びます。そこに起こる炎症が『結膜炎(けつまくえん)』です。
充血・眼脂・かゆみ・痛み・浮腫などが現れます。
原因
細菌・ウイルス・アレルギー物質など、いろいろな原因があります。
細菌性の場合は黄色もしくは緑色の眼脂、またアレルギー性の場合は白い眼脂などが現れ、原因によって症状が少し異なります。
特にアデノウィルスによる結膜炎には注意が必要です。別名流行り目(流行性角結膜炎・咽頭結膜熱)といわれるように感染性がとても強く、学校では出席停止扱いになります。潜伏期間が流行性角結膜炎の場合8~14日間あり、咽頭結膜熱の場合は5~7日間あります。
いずれも症状が沈静化するまでに発症から2週間程度かかります。細菌性の結膜炎と比べると充血や眼脂の程度がひどく、片眼に発症すると高確率でもう片眼にもうつってしまいます。アデノウィルスが疑われる場合には早急な診断を受けることが大切です。