緑内障(りょくないしょう)
症状
見えない場所(暗点)が出現する、見える範囲(視野)が狭くなるケースが最も一般的です。
緑内障は年単位の長い時間をかけて慢性的に進行する病気で、初期の症状は自覚できないことが多いです。
原因
網膜に映った視覚情報は、視神経を通って脳に伝えられます。視神経は百数十万本の繊維の束でできていますが、長い年月をかけてこの繊維が消失してゆくのが緑内障です。欠損した視神経繊維が伝える場所の視野が欠けてゆきます。
視神経が傷む原因には、その人にとって適していない眼圧や血流量の低下が考えられます。
この神経線維の欠損してゆく速度を遅らせるのが治療の目的ですが、平均寿命86歳となった長寿国日本では、人生の最期に悲惨な見え方となる人が多くなり、3年前から失明原因の一番になっています。